日本人がカナダで日系企業に就職するということは難しい事ではありません。日系企業にとって日本語の分かる日本人を採用したいのは社内のコミュニケーションの観点ではたやすいことです。
ビジネス上必要な条件
カナダでビジネスを行う場合にはカナダの文化、ビジネスの習慣、マーケティング等を知っている人が重要な存在になることも明白な事実で、その為に現地採用でカナダの人を採用する企業が多いのです。
基本的には【現地化】を望んでいますので、将来的に駐在員や日本人を減らしていきたいと思うのはどの企業でも一緒かと思われます。
従って、現地採用の人に求められる点は現地の文化や人間性を熟知し、またその文化を企業に教示してくれる人材です。
本社の人間と、カナダ人の橋渡しができるか
と同時に、企業の理念やオーナーである日本人の性質を良く理解し、カナダ人・カナダ企業との橋渡しをしてくれる人材像を期待することが多いのです。
カナダの現地採用で日本人が採用されるためには、まずは現地の事を良く知り、現地の人とのコミュニケーションが取れることが住重要になります。
また、現地の企業とのコミュニケーションが良好な様であればなおさら期待は高まるでしょう。
その点が備えられていれば、日本人と言うメリットは既にあるわけですから、非常に有利な条件を備えていることになります。
とはいえ、日本企業の中には日本人は本社で採用し、現地採用は現地の人だけ、という縛りを持っている企業もたくさんあります。
その概念は日本独特の秘密主義と言われる部分でもあります。その中で現地で採用されることを考えるのであれば、まずは現地の文化や人間性を良く理解し、日本語の話せるカナダ人になるつもりでの学習を行うことが大切です。